01仕事の中身(障害の種類からみる)

知的障害のある人は、障害者雇用でどんな仕事に就いている?

サービスの仕事と運搬・清掃・包装の仕事がほぼ同じ割合で、販売の仕事が続きます。サービスの職業は23.2%です(全国・令和5年度(2023年度))。

このページは、向き不向きを決めるものではありません。国の調査で、実際に就いている仕事を見ます。

更新日 2026.10.26 データの時点 障害者雇用実態調査 令和5年度(2023年度)、職業紹介状況 令和7年度(2025年度)
編集・監修 徳永崇志(株式会社イチドキリ 代表取締役。就労継続支援B型事業所 ぽちぽちの道を運営)

01就いている職業

知的障害のある人は、どんな職業で働いている?

サービスの仕事と運搬・清掃・包装の仕事がほぼ同じ割合で、販売の仕事が続きます。

図1 知的障害のある人の職業(上位5つ)(全国・令和5年度(2023年度))
サービス23.2%運搬・清掃・包装22.9%販売16.8%生産工程16.6%事務5.0%0%10%20%30%
くわしく見る(すべての職業と、職業の分け方)
知的障害のある人の職業別の割合
職業(国の分類)割合
管理的職業0.0%
専門的・技術的職業2.3%
事務的職業5.0%
販売の職業16.8%
サービスの職業23.2%
保安の職業0.3%
農林漁業の職業1.0%
生産工程の職業16.6%
輸送・機械運転の職業0.4%
建設・採掘の職業0.1%
運搬・清掃・包装等の職業22.9%
無回答11.4%

サービスの職業は、調理・接客・介護・クリーニングなどの仕事です。運搬・清掃・包装等の職業は、物の運搬、建物の清掃、包装や仕分けなどの仕事です。生産工程の職業は、製造・加工・組立・印刷などの仕事です。

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の職業別の図(出典1)。職業の分け方は日本標準職業分類(出典3)。

02最近の就職

最近ハローワークで就職した人は、どんな仕事?

運搬・清掃・包装の仕事がいちばん多く、サービスの仕事が続きます。

ハローワークを通じた知的障害のある人の就職件数は、22,215件でした(全国・令和7年度(2025年度))。図1の「いま働いている人」より新しい数字ですが、数え方が違います。

図2 ハローワークを通じて就職した知的障害のある人の職業(上位3つ)(全国・令和7年度(2025年度))
運搬・清掃・包装43.3%サービス16.6%生産工程14.8%0%10%20%30%40%50%

出典: 厚生労働省『令和7年度 障害者の職業紹介状況』の職業別の就職件数(出典2)。

03このサイトの職種で言うと

このサイトの職種で言うと、どの仕事?

国の職業の分け方と、このサイトの職種は同じではありません。近い仕事を並べます。

このサイトの職種と近い国の職業
このサイトの職種近い国の職業知的障害のある人の割合
事務補助・データ入力事務的職業5.0%
軽作業・発送・仕分け運搬・清掃・包装等の職業22.9%
清掃・ビルメンテナンス運搬・清掃・包装等の職業22.9%
食品・調理補助サービスの職業23.2%
印刷・スキャン生産工程の職業16.6%
IT・Web専門的・技術的職業2.3%

右の割合は、その国の職業で働く知的障害のある人の割合です。国の職業には、このサイトの職種のほかの仕事も入ります。軽作業と清掃は、どちらも国の「運搬・清掃・包装等の職業」に入るので、同じ値になります。

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』(出典1)。対応は編集部の分け方。

04時間と雇用形態

週何時間で、どんな雇用形態で働いている?

週30時間以上で働く人は64.2%です(全国・令和5年度(2023年度))。

週の所定労働時間の割合
週の所定労働時間割合
週30時間以上64.2%
週20時間以上30時間未満29.6%
週10時間以上20時間未満3.2%
週10時間未満2.1%

正社員として働く人は20.3%です。週の時間の段は働き方のページに、正社員・契約社員・パートの違いは雇用の形のページにまとめています。

雇用形態と週の時間 障害者雇用の正社員・契約社員・パート

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の週の所定労働時間と雇用形態(出典1)。

05給料

給料はどのくらい?

平均賃金は月13.7万円です(全国・令和5年度(2023年度))。週の時間で違います。

週の所定労働時間別の平均賃金
週の所定労働時間平均賃金(月)
週30時間以上15.7万円
週20時間以上30時間未満11.1万円
週10時間以上20時間未満7.9万円
週10時間未満4.3万円

時給で払われている人は72.5%です。最低賃金と週の時間から計算した月額の例は、お金のページにあります。

給料と月額の計算例

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の賃金の状況(出典1)。

06勤続

どのくらい続けて働いている?

平均の勤続は9年1か月です(全国・令和5年度(2023年度))。

平均の勤続は、新しく雇われた人が多いと短く出ます。

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の勤続年数(出典1)。

07配慮

職場では、どんな配慮がある?

いちばん多いのはnullで、配慮をしている事業所の51.1%が挙げています。

図3 知的障害のある人への配慮(上位3つ)(全国・令和5年度(2023年度))
  1. 力を発揮できる仕事への配置51.1%
  2. 短い時間の勤務など、勤務時間の配慮50.9%
  3. 仕事のやり方の、わかりやすい指示50.3%

割合は、配慮をしていると答えた事業所の中での値です。知的障害のある人を雇う事業所のうち、配慮をしていると答えたのは61.0%でした。

職場の合理的配慮の例

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の雇用している障害者への配慮事項(出典1)。

08障害の程度

障害の程度で、仕事は違う?

程度ごとの仕事の割合は、このページで使った国の調査にはありません。雇用されている人の程度の内わけはあります。

図4 雇用されている知的障害のある人の障害の程度(全国・令和5年度(2023年度))
  • 重度11.8%
  • 重度以外81.0%

重度かどうかは、療育手帳の判定などで決まります。程度ごとの職業や賃金の値は、このページで使った国の調査にはありません。

出典: 厚生労働省『令和5年度 障害者雇用実態調査』結果報告書の障害の程度別の図と用語の定義(出典1)。

09よくある質問

よく聞かれることは?

向いている仕事、ひとりでできる仕事、在宅、手帳がない場合などに答えます。

Q向いている仕事は、障害の種類で決まる?

このサイトは、障害の種類で向き不向きを決めていません。同じ種類でも、就いている仕事は分かれています。実際に就いている仕事の割合と、職場で受けられる配慮をくらべて考えます。働く前に、実習で職場を試す道もあります。 実習・トライアル雇用で試す

Qひとりでできる仕事や、人と話すことの少ない仕事は?

国の調査に「ひとりで」「話すことが少ない」という区分はありません。仕事の中身は、職種のページで作業ごとに見られます。 職種の一覧

Q在宅で働ける?

在宅で働ける会社もあります。採用ページに在宅の記載がある会社の数は、在宅のページにまとめています。 在宅・テレワーク

Q障害者手帳がなくても、障害者雇用で働ける?

会社が障害者雇用率に数えられるのは、原則として障害者手帳を持つ人です。手帳がない場合の選択肢は、別のサイトのコラムにまとめています。 障害者手帳がなくても障害者雇用で働ける?(ぽち道のコラム)

障害の特性や手帳のことは、同じ株式会社イチドキリが運営する別のサイトのコラムにまとめています。

10出典と確認日

このページの出典と確認日

国の障害者雇用実態調査と、ハローワークの職業紹介状況から書いています。

数字の読み方

いま働いている人と、最近就職した人
図1は、従業員5人以上の民間の事業所で雇用されている人の職業です。ハローワークの値は、その年にハローワークを通じて就職した件数の職業です。時点も数え方も違うので、同じ表にはしていません。
障害の程度の割合
障害の程度の割合は、雇用されている人の内わけです。仕事や賃金を障害の程度で分けた値ではありません。
正社員の割合
正社員の割合は、無期契約と有期契約の正社員を足した値です。
平均の値
平均賃金と平均の勤続は、短い時間の人や、長く働いている人も含めた値です。働きはじめの額や、続けやすさの目安ではありません。
加工
国の公表資料をもとに、編集部が並べかえて作りました(公共データ利用規約にもとづく)。

更新履歴 2026.10.26 公開しました。国の調査が新しくなったら、数を確かめ直して直します。記載の誤りは訂正窓口へお知らせください。

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